生成AI関連週刊ニュース【2025年3月3日~3月10日 】

注目生成AI関連ニュース5つご紹介します。

こんにちは!2025年3月10日時点での生成AI関連の注目ニュースをピックアップしました。今回も最新の技術動向をできるだけわかりやすく解説していきます。

目次

1. Mistral OCRが登場:文書理解の新時代到来!

フランスのAI企業Mistral AIが発表した「Mistral OCR」が話題になっています。これは単なる文字認識ツールではなく、文書の構造や意味まで理解できる画期的なサービスなんです。

特徴は:

  • 複雑な表やグラフ、数式も高精度で認識(数式認識は94%以上の精度!)
  • マークダウン形式での出力も可能
  • 価格設定が1,000ページあたり1ドルとリーズナブル

研究者や事務作業をされる方にとって、論文や資料の整理が格段に楽になりそうです。Zennでは「英語論文の読解時間が7割も短縮できた」という報告もありますよ。

参考: 仏Mistral AI、Markdown出力も可能な「Mistral OCR」 – Impress Watch 話題のMistral OCRを徹底活用!英語論文を格安で高精度に読み解く – Zenn

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Mistral OCR | Mistral AI Introducing the world’s best document understanding API.

2. 中国発の自律型AIエージェント「Manus」が注目の的に

中国のスタートアップが開発した「Manus(マヌス)」が大きな話題を呼んでいます。このAIエージェントはただの質問応答だけでなく、指示を受けて自分で考え、行動できるのが特徴です。

「旅行プランを作って」と頼むだけで、航空券の比較から宿泊施設の手配、現地の交通調査まで自動的に実行してくれるんです!名前の由来はラテン語の「Mens et Manus(心と手)」で、考える力と実行する力を兼ね備えているという意味だそうです。

現在はベータ版で招待制ですが、中国では招待コードが約100万円で取引されるほどの人気ぶり。OpenAIの同様のシステムよりも高性能との報告もあり、AIの未来を垣間見る技術として注目されています。

参考: 中国生成AIのManus、アクセス権高騰 人の作業を代替 – 日本経済新聞 中国発の汎用AIエージェントManus(マヌス)とは?概要やユースケースを解説 – Weel

3. QwQ-32B-Preview:推論に特化した高性能AI

アリババのQwenチームから「QwQ-32B-Preview」というAIモデルが発表されました。このモデルは特に「考える」能力に優れていて、難しい数学問題や科学の問題を解くのがとても得意なんです。

特徴:

  • 数学的推論ベンチマークで90.6%という高い正答率
  • 「考えて、見直して、また考える」という人間のような思考プロセス
  • 専門分野での推論性能がOpenAIの高性能モデルと同等レベル

医療診断の実験では、複雑な症例でも人間の医師より15%も高い精度で診断できたという結果も出ているそうです。ただ、日常会話の理解はまだ改善の余地があるようですね。

参考: AlibabaのQwenチームがOpenAI o1に匹敵する推論モデル「QwQ-32B-Preview」を発表 – GIGAZINE #10 今週の生成AIニュース(25/3/3〜)|川野孝誠 – note

4. ブレインパッドがAIエージェント専門の子会社を設立

日本企業の株式会社ブレインパッドが、AIエージェント事業に特化した子会社「BrainPad AAA」を設立しました。資本金は1億円で、特に製造業向けのAIソリューション開発に力を入れるようです。

同社は20年間の製造業データ分析の経験を活かし、生産計画の最適化システムをすでに提供開始。工場の生産ラインの効率を従来より34%も改善した実績があるそうです。3月27日には公開セミナーも予定されているので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

参考: AIエージェント事業に特化した「株式会社BrainPad AAA」を設立 – ブレインパッド

5. ConoHa AI CanvasがComfyUI対応で画像生成の自由度アップ

GMOインターネットの「ConoHa AI Canvas」というAI画像生成サービスが、ノードベースのUI「ComfyUI」に対応したというニュースです。これは国内クラウドサービスとしては初の試みだそうです。

ComfyUIは画像生成の細かな設定やワークフローをビジュアル的に組み立てられるツールで、プロの方にも人気があります。月額1,100円で10時間の生成時間が使えるプランもあり、建築設計事務所では設計イメージの作成時間が68%も短縮できたという事例も。

3DCGやデザインに興味がある方にとって、より自由度の高い画像生成が手軽にできるようになりそうですね。

参考: AI画像生成サービス「ConoHa AI Canvas」 国内クラウド事業者初のComfyUI導入 – GMOインターネット

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AI画像生成サービス「ConoHa AI Canvas」 国内クラウド事業者として初の『ComfyUI』を提供開始 GMOインターネットグループは、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産(仮想通貨)事業を展開し、日本のイン...

いかがでしたか?生成AI技術は日々進化していて、特にMistral OCR、Manus、QwQ-32Bといった新技術は私たちの仕事や生活を大きく変える可能性を秘めています。難しそうに感じる技術も、少しずつ理解していくことで、自分の仕事や趣味に活かせるチャンスになるかもしれませんね。

皆さんもぜひ、興味のある技術があれば調べてみてください。わからないことがあれば、コメント欄で質問してくださいね!

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