こんにちは、中村稔です。今日は2024年12月20日の生成AI関連の最新ニュースをお届けします。興味深い展開がいくつかありましたので、さっそく見ていきましょう。
GoogleがOpenAIに対抗する推論型AIモデルを公開
Googleが推論型AIモデル「Gemini 2.0 Flash Thinking」を発表しました。これはOpenAIのo1に対抗するモデルで、マルチモーダルな理解、推論、コーディングに最適化されているとのことです。特に数学や物理学などの複雑な問題を推論する能力に優れているようです。
GoogleのAI部門責任者ジェフ・ディーン氏が、無限井戸型ポテンシャルのエネルギーレベルと光子放出に関する問題を解かせるデモを公開しており、その能力の高さが窺えます。推論型AIモデルの開発競争が本格化してきた印象ですね。
Google CloudがAIエージェントツール「Google Agentspace」を発表
Google Cloudが新しいAIエージェントツール「Google Agentspace」を発表しました。これは「NotebookLM」を拡張したもので、企業内の個人が生成AIやAIエージェントを活用できる作業スペースのような存在だそうです。
社内の情報を活用して面倒な作業を生成AIに任せ、省力化することができるとのこと。プランニングや調査、コンテンツ生成、アクションを必要とする複雑なタスクの実行を、1つのプロンプトだけで助けられるそうです。生産性向上に大きく貢献しそうですね。
SiriのAI進化と将来展望
AppleのSiriが大きく進化しているようです。機械学習とAIの進歩により、Siriの能力が大幅に向上。文脈理解の改善、より正確な応答、プロアクティブな提案などが可能になっています。
さらに、将来的にはより高度なAIと機械学習技術の統合が期待されています。複雑な質問や会話への対応能力の向上、拡張現実(AR)技術との統合など、exciting な展開が予想されます。個人的には、ARとの統合が実現すれば、日常生活が大きく変わる可能性があると思います。
AIサーバ向け水冷装置の需要急増
ニデックが手掛けるAIサーバ向けCDU(冷却液分配装置)の累計出荷台数が5000台を突破したそうです。生成AIの需要増加に伴い、高性能なAIサーバの需要も急増しています。
これらのサーバは消費電力が非常に高いため、従来の空冷では冷却が追いつかず、水冷方式が採用されているんですね。AIの発展とともに、こういった周辺技術の進化も重要になってきていると感じます。
生成AIを活用したコンテンツ制作ツールの普及
最後に、生成AIを活用したコンテンツ制作ツール「Adobe Express」の導入事例が紹介されています。電通などの企業が、このツールを使ってコンテンツ制作の効率化を図っているそうです。
特に注目すべきは、デザイナー以外の社員もコンテンツを制作できるようになり、市場投入の時間を70%も削減できたという点です。AIツールの活用により、クリエイティブな仕事の民主化が進んでいるのを実感します。
以上、本日の生成AI関連ニュースでした。AIの進化は本当に目覚ましいですね。これからの展開がますます楽しみです。皆さんも、こういった最新技術をうまく活用して、より創造的な仕事ができるようになるといいですね。それでは、また次回お会いしましょう！
Citations:
[1] https://www.analyticsinsight.net/artificial-intelligence/siri-ai-the-evolution-and-future-of-apples-voice-assistant
[2] https://www.wired.com/video/watch/we-tracked-the-secret-police-microphones-hidden-everywhere
[3] https://news.mynavi.jp/techplus/article/20241220-3090351/
[4] https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2412/19/news123.html
[5] https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20241219541116/
[6] https://www.analyticsinsight.net/podcast/future-of-intelligent-automation-insights-from-sameet-gupte-co-founder-and-ceo-of-evoluteiq
[7] https://www.wired.com/story/truth-social-meme-stock-chat-group-nasdaq/
[8] https://news.mynavi.jp/techplus/article/20241219-3089938/
[9] https://wp.techtarget.itmedia.co.jp/contents/86839
[10] https://www.analyticsinsight.net/chatgpt/evolution-of-chatgpt-from-gpt-3-to-gpt-4-and-beyond
