超硬合金

高速工具鋼(SKH)についての詳細

ニッシンパーテクチュアル株式会社では、高速工具鋼であるSKH51、SKH55、SKH57を多く取り扱っており、その加工においても豊富な経験と高精度の技術を誇ります。これらの素材は、切削工具や金型、特定の用途に合わせて最適な選択が求められます。本記事では、各素材の特徴、用途、および具体的な加工方法について詳しく解説します。

SKH51(W-Mo-V系高速工具鋼)

用途:

  1. 汎用切削工具: ドリル、タップ、フライスカッター、旋盤工具など。
  2. 金型: プレス金型、パンチ、ダイ。
  3. その他: 切断工具、ノコ刃。

加工方法:

  1. 旋削・フライス加工: 高い硬度のため、低速での加工が推奨されます。硬質合金やダイヤモンド工具を使用すると効率が良いです。
  2. 研削加工: ダイヤモンドホイールやCBNホイールを使用して精密な研削を行います。冷却液を使用し、過熱を避けることが重要です。
  3. 放電加工: 型彫り放電やワイヤー放電を用いることで、複雑な形状や精密な加工が可能です。
  4. フェムト秒レーザー加工: 高精度で微細な加工が可能で、熱影響が少なく、複雑な形状や細かいパターンを加工する際に適しています。

SKH55(Co系高速工具鋼)

用途:

  1. 高温環境切削工具: 難削材の加工、特に高温での耐摩耗性が要求される場面で使用。
  2. リーマ: 精度の高い穴あけ工具。
  3. 特殊工具: 航空機部品や自動車部品の加工。

加工方法:

  1. 旋削・フライス加工: 低速での切削を行い、硬質合金やコーティングカーバイド工具を使用することが効果的です。
  2. 放電加工: 型彫り放電やワイヤー放電が有効で、特に複雑形状の加工に適しています。
  3. 熱処理: 高温での焼入れおよび焼戻しが必要であり、適切な熱処理により工具寿命が延びます。
  4. フェムト秒レーザー加工: 高温環境下でも精度を保つ加工が可能で、特に微細加工や複雑な形状の加工に適しています。

SKH57(W-Mo-V系高速工具鋼)

用途:

  1. 長寿命切削工具: 高負荷条件下でも長寿命を発揮する工具。
  2. フライスカッター: 特に耐摩耗性が必要な場合に使用。
  3. ハードターニング工具: 高硬度材料の加工に適しています。

加工方法:

  1. 旋削・フライス加工: SKH51およびSKH55と同様に、低速での加工が求められます。硬質合金やダイヤモンド工具が効果的です。
  2. 研削加工: ダイヤモンドホイールやCBNホイールを使用し、冷却液を用いて精密な研削を行います。
  3. 熱処理: 適切な焼入れと焼戻しが必要で、これにより材料の性能が最大限に引き出されます。
  4. フェムト秒レーザー加工: 特に微細な形状や高精度な加工に適しており、複雑なパターンの形成が可能です。

まとめ

ニッシンパーテクチュアル株式会社では、SKH51、SKH55、SKH57といった高速工具鋼を効果的に利用し、様々な切削工具や金型を製造しています。各素材の特性を理解し、適切な加工方法を選択することで、高い精度と耐久性を実現しています。特にフェムト秒レーザー加工技術を駆使することで、複雑な形状や微細加工にも対応可能です。これにより、お客様の多様なニーズに応える高品質な製品を提供しています。具体的な加工プロジェクトや技術的な詳細についてのご相談は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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